人生は余暇

楽しむことに一生懸命になりすぎる必要はありません。

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転職市場の違和感

転職サイトに登録していると、たくさんのエージェントや企業の採用担当からメッセージをもらう。「話だけでも聞いてみるか」と、軽い気持ちで面談をすると、あれよあれよという間に面接が進んでいく。 きょうもそんな感じで進んだ面接があった。2次面接で、…

「やれと言われればやりますけど」の違和感の正体

今朝のミーティングで、営業マンが上司に怒られていた。歳は上司の方が下なので、怒っている方が敬語、怒られている方がタメ口という違和感のある関係だ。 怒られていた内容は、要するに、営業マンなのに積極的に売り込まないという姿勢についてという、新卒…

『ドライブ・マイ・カー』は、箱根駅伝や篠田麻里子の不倫音声よりも現実的

昨日、『ドライブ・マイ・カー』を観た。とても考えさせられる映画だった。俺みたいな中身が空っぽな男でも、絶望と人間の生きる意味について深く考えたつもりだ。 中でも、岡田将生の演技には驚かされた。顔が整っているのが一番の取り柄のイケメン俳優だと…

勘違いされている「日本人らしい」サッカー

日本人は、互いを思いやる気持ちが強く、他国民にはないほどの協調性があると思っている人が多い。 実際に、ポイ捨てをする人は少なく、電車内などでも海外に比べるとマナーを守っている人が多いように見える。故に街はキレイだし、暴行や窃盗などの軽犯罪も…

このままぬるま湯に浸かっていていいのか

最近は去年ほど悩みもなく、考えることも極端に減ってしまった気がする。 精神的に安定しているし、あえて悩む必要はないから、このままゆっくりと心地よく時間が流れていけばいいなあと思う一方、過去のブログを読むと、もっと頭を使っていたころの自分の方…

星新一の『信念』は、全員が模範とすべきあり方

星新一の『妄想銀行』に収録されている『信念』を読んだ。 ネタバレになるが、感動したので記しておく。 ざっくりとあらすじを書くと、こんな感じだろうか。 「世の中でうまくいっているやつは全員が悪だ」と悟った青年が、就職した会社の金を横領しようと企…

常田大希に憧れるけど、現状を脱する勇気はない。皆がそう思っている(はず)。

Netflixで、『常田大希 混沌東京』というドキュメンタリーを観た。 1曲の作曲過程を中心に、King Gnuの常田大希の日常に密着したドキュメンタリーなのだが、影響を受けやすい俺は、また映像制作をしたいという欲望を持ち始めた。 世の中の人は皆、クリエイタ…

気がついたこと

「知識や能力以上の評価を受けている。無知や無能がバレないように、隠し通さなければならない」 俺は二十代の後半になるまで、そんなことを考えながら行きていたと思う。知らないことを知ったかぶり、周りからレベルが低いと思われないように必死だった。 …

ダークナイト vs TENET、ゴッドファーザー vs 地獄の黙示録

走りながら落合陽一と糸井重里の対談を聞いていて頭の中が整理されたので記しておく。 落合の「クリエイティヴであることと、企業を成長させることは矛盾するのでは?」という質問に糸井は、「そんなことはない。イーロン・マスクはクリエイティヴに会社を成…

半沢直樹とスーツに見る、日本と欧米における「チームワーク」の違い

「日本人は協調性がある」「チームワークが強い」などとよく言われるが、全く逆ではないだろうか。 変わりつつあるかもしれないが、日本には連帯責任という文化が根強く残っている。 連帯責任があると、自分のミスでチーム全体の責任が問われるので、極端に…

成功者が一般人よりも死に対して大きな恐怖を感じる理由

死ぬのが怖いのは、今までしてきた全ての事が無駄になると思うからではないだろうか。 成功者と言われる人たちは、ほとんどが死を恐れていると言う。 成功している人はきっと、自分が今していることが全て意味があると思える人たちなのだろう。 意味のないこ…

スポーツは面白い。

自分に厳しくすることは、なかなか難しい。だから、自分に厳しい人は尊敬されがちだ。 毎日ジョギングをして勉学に励んでいる人と、毎日酒を飲みながらテレビを見ている人だったら、どっちが尊敬に値するのか、それは火を見るよりも明らかだ。 楽な事をする…

日本と海外の、気遣いの微妙な違い

外資系企業で働いていると、人間関係や仕事のやり方の国内外での違いがはっきり分かって面白い。 まず気がつくのは、日本と欧米の客への態度の違いだろう。 一言に欧米と言っても、感覚的にはアメリカの方が日本に近く、客に忖度したり、気を使いまくる文化…

自分に意識が行き過ぎると、失敗も増える

例えば、サッカーで自分がミスすることを恐れながらプレーする。 「ボールが来たらどうしよう」「パスミスが失点に繋がったら、みんなに嫌われる。コーチに怒られる」といった感じで、ビクビクしながらプレーしているとミスが生まれてしまうのは、想像に難く…

自分の仕事が幸福につながるか見極めるための3つの判断基準

「今と同じ給料をやるから何をやっても良い」と言われたら、仕事を辞めるか? たぶん多くのサラリーマンが辞めると答えるだろう。やめて何をするか?それが問題だ。 昔なら、就職した時点でやることを与えられ、淡々と仕事をこなすことが正解だったが、今は…

すべての仕事は問題解決である

「何のために仕事をしているのか分からない」という人に伝えたい。 世の中にあるすべての仕事は、問題解決のために存在している。 そんなとこないだろう、と思う人も、「問題」という言葉と、「解決」という言葉を少し変えるだけで、しっくり来るはずだ。 例…

ビジネス英語など言い訳であり、本当は存在しない

「ビジネス英語ができないから外資で働けない」だとか、「英会話もできないのにビジネスで英語を使える訳がない」だとか言う奴らは、ただ単にミスを恐れているだけだ。 俺は日常的に仕事で英語を使っているが、ビジネス英語なんて使わない。 仕事を始めるま…

若い世代のほうが、上の世代より優れている

当たり前だが、新しい個体の方が、古い個体より優れていなければいけない。 そうでなければ、人間は文明を発展させることができなかったはずだし、退化しているはずだ。 だから、40~50代よりも30代、30代よりも20代、20代よりも10代の方が優れた個体であるべ…

本を読めない人は、日常が平凡だから

本を読みたいけど読めない、という幸せな悩みを持つ人が、日本にはたくさんいる。 本を読む必要がないなら、読まなきゃ良い。本は、悩みがあったり、解決できない問題が生まれたときに頼るものだ。だから普段から失敗を避けて、平坦な道を歩いている人が多い…

学ぶことが楽に感じられる考え方

タイピングは、毎日やっているとうまくなる。それは、タイピングに必要な手の筋肉が発達し、脳の回路がつながって、あまり考えなくてもスラスラ打てるようになるから。 毎日走っていると足腰の筋肉が付くから、続けるにつれて疲労しなくなる。 なんでも同じ…

Thinking out loud

日本では「察する」ことを要求される。 だからみんなストレートな表現が苦手だし、「空気を読め」という空気がある。 男は無口で「愛してる」なんて口にせず、背中で表現するのが美しいとされてきた。 これは仏教、または武士道から生まれた文化なのかもしれ…

「マウントをとられる」3つのパターンと対策

マウントをとってくる奴はウザい。これは紛れもない事実だ。 「マウントをとる」とは、主に格闘技で相手に馬乗りになるポジショニングをとることだ。 マウントポジションをとる青木真也 一般社会では、「相手を見下す」とか、「上から目線で話す」のようなシ…

本当の意味での想像力とは

よく、想像力が大事だと言う。 でも想像力って、何だ? 想像力を働かせて、相手の立場になって考えろ、とよく聞く。 でも俺が思うに、経験したことのないことは、想像するのも難しい。 いじめっ子に、いじめられっ子の気持ちは分からない。 平和な国で育った…

人生という名の家

人生を家造りに例えてみる。 まず、家の作り方を学ぶ。木の切り方、釘の打ち方、ペンキの塗り方など色々と学ぶ。 次に、他の家を見て、その家がどうなっているのか、どういう構造なのかを知る。 この両方の過程で、自分も真似しながら建て始めてみる。 もち…

怒り

自分の怒りの正体くらい、自分の言葉で説明できる人間でありたい。 自分が何に怒っているのか、なぜその感情になっているのかくらいは頭で理解して、伝えられないと、感情に支配されて混乱したまま行動してしまう。 常に自分に正直で、人に媚を売らずに生き…

三十路手前で行き着いたオナニーの境地。男は『1st逝きたい』で逝け!

俺は『1st逝きたい』で逝く。 これまでの人生で、何百回何千回と『2nd逝きたい』や『3rd逝きたい』に『1st逝きたい』以上の快楽を期待して、『1st逝きたい』で逝くことを退けてきた。 しかし、実際に2ndや3rdが超快感だったことはほとんどない。なんなら、『…

自分は会社にサブスクされている、という意識

会社に所属していても、サブスクされていると思えばいい。 自分というサービスを、月額〇〇円で使い放題で提供していると思えば、上司の横柄な態度も気にならなくなるかもしれないし、サービス残業も契約の範囲外だと自分で割り切って断れるかもしれない。 …

『ワイルド・ワイルド・カントリー』は、近い将来の日本かもしれない

ドキュメンタリー『ワイルド・ワイルド・カントリー』を全部観た。 https://www.netflix.com/title/80145240 実際にあった、気持ち悪い宗教団体の話、というのが誰もが抱く印象だが、この作品が表しているのは、それだけではない。誰もが内に秘めている弱さ…

無限ループ

「何だかおもしろそうな奴だな」と思って気に入られることは多い。 初対面で人の興味を引くような、おかしな能力を持っているのかもしれない。 もしかしたら、「どうせこいつらも離れていくのだ」という一種の絶望のような雰囲気を感じ取られているのかもし…

失敗させてあげられるキャパシティ

「こうやったらうまくいくよ」というのは自分の経験則に過ぎず、どの場合にも当てはまるとは限らない。 上司が部下に、年長者が後輩に、親が子に、頼んでもないのに、ああしろ、こうしろ、と言うのは絶対に間違っている。失敗させてあげるキャパシティがない…