人生は余暇

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若い世代のほうが、上の世代より優れている

当たり前だが、新しい個体の方が、古い個体より優れていなければいけない。

そうでなければ、人間は文明を発展させることができなかったはずだし、退化しているはずだ。

だから、40~50代よりも30代、30代よりも20代、20代よりも10代の方が優れた個体であるべきだ。

もちろん経験が豊富な分、上の世代の方が知っていることが多かったり、問題を対処する知恵を持っていたりする。

でも、だからと言って、彼らの時代にうまくいっていたやり方が全て正しい訳ではない。

近年では情報量も爆発的に増え、アクセスも簡単になったので、小さい頃からインターネットに触れ、情報を浴びている若い世代の方が知識だけでもすでに上回っている可能性もある。

年が上だという根拠のない実力差によって若い人を押さえつけるようなダサい人はかなり減ってきたとは思うけど、経験という一見根拠のある実力差で押さえつける人は、まだたくさんいる。確かに経験して学ぶことはあるが、今は環境も違うし変化のスピードも速いから、昔の人と同じ経験では解決できないことも多い場合もある。

しかも、その経験がベストだったかどうかなんて、誰にも分からない。例えば、「俺が若い頃は残業ばかりで苦労して、体調を崩したんだ」というのを自慢し、暗にそれを強要してくる上司がいる、体調は崩さない方が良いし、その上司も体調を崩さなければ、もっと優秀な人間になれていたかもしれない。

自分の成功体験を語るのは構わないし、うまくいった経験を共有してくれるのは有り難いが、それを強要してくるのは違う。人は全員が違う生き物なのだから、それぞれにベストの方法があるのだ。

それが違う時代となると、なおさらだ。