人生は余暇

楽しむことに一生懸命になりすぎる必要はありません。

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映画

『ドライブ・マイ・カー』は、箱根駅伝や篠田麻里子の不倫音声よりも現実的

昨日、『ドライブ・マイ・カー』を観た。とても考えさせられる映画だった。俺みたいな中身が空っぽな男でも、絶望と人間の生きる意味について深く考えたつもりだ。 中でも、岡田将生の演技には驚かされた。顔が整っているのが一番の取り柄のイケメン俳優だと…

常田大希に憧れるけど、現状を脱する勇気はない。皆がそう思っている(はず)。

Netflixで、『常田大希 混沌東京』というドキュメンタリーを観た。 1曲の作曲過程を中心に、King Gnuの常田大希の日常に密着したドキュメンタリーなのだが、影響を受けやすい俺は、また映像制作をしたいという欲望を持ち始めた。 世の中の人は皆、クリエイタ…

ダークナイト vs TENET、ゴッドファーザー vs 地獄の黙示録

走りながら落合陽一と糸井重里の対談を聞いていて頭の中が整理されたので記しておく。 落合の「クリエイティヴであることと、企業を成長させることは矛盾するのでは?」という質問に糸井は、「そんなことはない。イーロン・マスクはクリエイティヴに会社を成…

『ワイルド・ワイルド・カントリー』は、近い将来の日本かもしれない

ドキュメンタリー『ワイルド・ワイルド・カントリー』を全部観た。 https://www.netflix.com/title/80145240 実際にあった、気持ち悪い宗教団体の話、というのが誰もが抱く印象だが、この作品が表しているのは、それだけではない。誰もが内に秘めている弱さ…

『ハウス・オブ・カード』のフランシスから学ぶべきこと

『ハウス・オブ・カード』をエピソード11まで観た。 ケビン・スペイシー演じるフランシスは、サイコパスだ。デイビッド・フィンチャーが監督する作品には必ずと言って良いほどサイコパスが登場する。 『マインドハンター』に至っては、サイコパスを取材して…

『地球平面説』から学んだとこ

『ビハインド・ザ・カーブー地球平面説ー』というNetflixのドキュメンタリーを観た。 「地球は平面だ」という400年前までの定説を再提唱したマーク・サージェントという男と、彼の奇説を支持する人たちの話だ。自由の国アメリカが生んだアホに密着した、笑え…

『フリーソロ』は、壁と戦う侍の話

『フリーソロ』という映画を観た。 エル・キャピタンと呼ばれる900m超の岸壁を、ロープを付けずに素手で登るという無謀に挑むクレイジーな男、アレックス・オノルドの話。 序盤で「彼女はいるけど岸壁を前にしたら二の次になってしまう」と言うオノルド。物…

エージェント・スミスはネオに自分を重ねていたのか

マトリックス3部作を通して戦い続ける主人公のネオとヴィランのエージェント・スミス。彼らがレボリューションズの最後に交わす会話が好きだ。 人間はコンピューターに良い夢を見せてもらって、一生寝ながら過ごせば良いものの、モーフィアスらと共にコンピ…

『イミテーション・ゲーム』は、孤独な男の内なる戦争の話

ベネディクト・カンバーバッチ主演の『イミテーション・ゲーム』を観た。 第二次世界大戦のドイツ軍の暗号”エニグマ”を解いて、連合軍を勝利に導いたにも関わらず、その功績は50年間も秘密にされていたそう。誰にも讃えられることなく、多くの人の命を救った…