人生は余暇

楽しむことに一生懸命になりすぎる必要はありません。

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戯言

『ドライブ・マイ・カー』は、箱根駅伝や篠田麻里子の不倫音声よりも現実的

昨日、『ドライブ・マイ・カー』を観た。とても考えさせられる映画だった。俺みたいな中身が空っぽな男でも、絶望と人間の生きる意味について深く考えたつもりだ。 中でも、岡田将生の演技には驚かされた。顔が整っているのが一番の取り柄のイケメン俳優だと…

このままぬるま湯に浸かっていていいのか

最近は去年ほど悩みもなく、考えることも極端に減ってしまった気がする。 精神的に安定しているし、あえて悩む必要はないから、このままゆっくりと心地よく時間が流れていけばいいなあと思う一方、過去のブログを読むと、もっと頭を使っていたころの自分の方…

星新一の『信念』は、全員が模範とすべきあり方

星新一の『妄想銀行』に収録されている『信念』を読んだ。 ネタバレになるが、感動したので記しておく。 ざっくりとあらすじを書くと、こんな感じだろうか。 「世の中でうまくいっているやつは全員が悪だ」と悟った青年が、就職した会社の金を横領しようと企…

常田大希に憧れるけど、現状を脱する勇気はない。皆がそう思っている(はず)。

Netflixで、『常田大希 混沌東京』というドキュメンタリーを観た。 1曲の作曲過程を中心に、King Gnuの常田大希の日常に密着したドキュメンタリーなのだが、影響を受けやすい俺は、また映像制作をしたいという欲望を持ち始めた。 世の中の人は皆、クリエイタ…

気がついたこと

「知識や能力以上の評価を受けている。無知や無能がバレないように、隠し通さなければならない」 俺は二十代の後半になるまで、そんなことを考えながら行きていたと思う。知らないことを知ったかぶり、周りからレベルが低いと思われないように必死だった。 …

ダークナイト vs TENET、ゴッドファーザー vs 地獄の黙示録

走りながら落合陽一と糸井重里の対談を聞いていて頭の中が整理されたので記しておく。 落合の「クリエイティヴであることと、企業を成長させることは矛盾するのでは?」という質問に糸井は、「そんなことはない。イーロン・マスクはクリエイティヴに会社を成…

半沢直樹とスーツに見る、日本と欧米における「チームワーク」の違い

「日本人は協調性がある」「チームワークが強い」などとよく言われるが、全く逆ではないだろうか。 変わりつつあるかもしれないが、日本には連帯責任という文化が根強く残っている。 連帯責任があると、自分のミスでチーム全体の責任が問われるので、極端に…

成功者が一般人よりも死に対して大きな恐怖を感じる理由

死ぬのが怖いのは、今までしてきた全ての事が無駄になると思うからではないだろうか。 成功者と言われる人たちは、ほとんどが死を恐れていると言う。 成功している人はきっと、自分が今していることが全て意味があると思える人たちなのだろう。 意味のないこ…

自分に意識が行き過ぎると、失敗も増える

例えば、サッカーで自分がミスすることを恐れながらプレーする。 「ボールが来たらどうしよう」「パスミスが失点に繋がったら、みんなに嫌われる。コーチに怒られる」といった感じで、ビクビクしながらプレーしているとミスが生まれてしまうのは、想像に難く…

自分の仕事が幸福につながるか見極めるための3つの判断基準

「今と同じ給料をやるから何をやっても良い」と言われたら、仕事を辞めるか? たぶん多くのサラリーマンが辞めると答えるだろう。やめて何をするか?それが問題だ。 昔なら、就職した時点でやることを与えられ、淡々と仕事をこなすことが正解だったが、今は…

すべての仕事は問題解決である

「何のために仕事をしているのか分からない」という人に伝えたい。 世の中にあるすべての仕事は、問題解決のために存在している。 そんなとこないだろう、と思う人も、「問題」という言葉と、「解決」という言葉を少し変えるだけで、しっくり来るはずだ。 例…

若い世代のほうが、上の世代より優れている

当たり前だが、新しい個体の方が、古い個体より優れていなければいけない。 そうでなければ、人間は文明を発展させることができなかったはずだし、退化しているはずだ。 だから、40~50代よりも30代、30代よりも20代、20代よりも10代の方が優れた個体であるべ…

本を読めない人は、日常が平凡だから

本を読みたいけど読めない、という幸せな悩みを持つ人が、日本にはたくさんいる。 本を読む必要がないなら、読まなきゃ良い。本は、悩みがあったり、解決できない問題が生まれたときに頼るものだ。だから普段から失敗を避けて、平坦な道を歩いている人が多い…

学ぶことが楽に感じられる考え方

タイピングは、毎日やっているとうまくなる。それは、タイピングに必要な手の筋肉が発達し、脳の回路がつながって、あまり考えなくてもスラスラ打てるようになるから。 毎日走っていると足腰の筋肉が付くから、続けるにつれて疲労しなくなる。 なんでも同じ…

Thinking out loud

日本では「察する」ことを要求される。 だからみんなストレートな表現が苦手だし、「空気を読め」という空気がある。 男は無口で「愛してる」なんて口にせず、背中で表現するのが美しいとされてきた。 これは仏教、または武士道から生まれた文化なのかもしれ…

「マウントをとられる」3つのパターンと対策

マウントをとってくる奴はウザい。これは紛れもない事実だ。 「マウントをとる」とは、主に格闘技で相手に馬乗りになるポジショニングをとることだ。 マウントポジションをとる青木真也 一般社会では、「相手を見下す」とか、「上から目線で話す」のようなシ…

本当の意味での想像力とは

よく、想像力が大事だと言う。 でも想像力って、何だ? 想像力を働かせて、相手の立場になって考えろ、とよく聞く。 でも俺が思うに、経験したことのないことは、想像するのも難しい。 いじめっ子に、いじめられっ子の気持ちは分からない。 平和な国で育った…

人生という名の家

人生を家造りに例えてみる。 まず、家の作り方を学ぶ。木の切り方、釘の打ち方、ペンキの塗り方など色々と学ぶ。 次に、他の家を見て、その家がどうなっているのか、どういう構造なのかを知る。 この両方の過程で、自分も真似しながら建て始めてみる。 もち…

怒り

自分の怒りの正体くらい、自分の言葉で説明できる人間でありたい。 自分が何に怒っているのか、なぜその感情になっているのかくらいは頭で理解して、伝えられないと、感情に支配されて混乱したまま行動してしまう。 常に自分に正直で、人に媚を売らずに生き…

三十路手前で行き着いたオナニーの境地。男は『1st逝きたい』で逝け!

俺は『1st逝きたい』で逝く。 これまでの人生で、何百回何千回と『2nd逝きたい』や『3rd逝きたい』に『1st逝きたい』以上の快楽を期待して、『1st逝きたい』で逝くことを退けてきた。 しかし、実際に2ndや3rdが超快感だったことはほとんどない。なんなら、『…

自分は会社にサブスクされている、という意識

会社に所属していても、サブスクされていると思えばいい。 自分というサービスを、月額〇〇円で使い放題で提供していると思えば、上司の横柄な態度も気にならなくなるかもしれないし、サービス残業も契約の範囲外だと自分で割り切って断れるかもしれない。 …

無限ループ

「何だかおもしろそうな奴だな」と思って気に入られることは多い。 初対面で人の興味を引くような、おかしな能力を持っているのかもしれない。 もしかしたら、「どうせこいつらも離れていくのだ」という一種の絶望のような雰囲気を感じ取られているのかもし…

失敗させてあげられるキャパシティ

「こうやったらうまくいくよ」というのは自分の経験則に過ぎず、どの場合にも当てはまるとは限らない。 上司が部下に、年長者が後輩に、親が子に、頼んでもないのに、ああしろ、こうしろ、と言うのは絶対に間違っている。失敗させてあげるキャパシティがない…

期待通りの仕事はつまらない

誰の監視も受けず、誰の期待もない環境で仕事をしたい。 そこで初めて自分の好きなことができる気がするが、そんな仕事はなかなかない。 例えば、このブログは誰にも見られていないと思うことで気兼ねなく何でも書ける。 これが人気になり、更新を期待する人…

容姿と能力の関係(ブサイクのひがみ)

容姿が優れている人は、生存戦略としてさらに容姿を磨き、容姿が劣っている人は、内面を磨く。 女性の場合、容姿が優れていれば周囲の人からの援助が得られ、自分に能力がなくても生きていけるので、一人で生きていくための能力を身につける必要がない。だか…

困難に身を投じることで成長できる

人間は、成長しなくて良い環境では絶対に成長しない。 タスクも与えられずに、「とりあえず勉強しておいて」では、何も学ばないようにできている。 じゃあどうすればいいか。困難に自ら身を投じるのだ。 少し難しいタスクを自らに課し、それをやりきる。でも…

ニンジンを追いかけて、ゲットしたら吐き捨てろ

「お金のために働くな。自分のやりたいことをやれ」とかいう言葉はもう聞き飽きた。 自分のやりたいこと、と言われてもピンと来ないから、どうしたらいいか分からない若者が続出。 だったらもう、言われたこと、やらなきゃいけないことを楽しくやるのが一番…

プレゼンの準備

わからないことをわからない、知らないものを知らないと言えるようになるためには、それだけ準備をした、これ以上ないくらいに、自分で調べられる範囲は勉強した胸を張って言える状況にないといけないのだ。 自信がないのは無知だからで、緊張するのは無知が…

自分と他人と価値

誰と一緒にるか、誰に認められるかが自分の能力を決めると思っている人は意外と多い。違う。誰と一緒にいても、自分の価値は変わらない。自分の価値を高めることが重要。 一緒にいる人に提供できる価値は違う。あくまでも自分は与える側だという意識を持って…

自分に自信がないことが人類の最大の強み

人間は、自分に自信がないから、能力をつけようと努力する。ひいては、人類自体が生物として貧弱なため、生命体全体で能力を得ようとしているのだ。 ただ、この能力のなさ、つまり無能さを、自分以外の他人や物によって補ってはいけない。つまり、他の人に認…