すべての仕事は問題解決である
「何のために仕事をしているのか分からない」という人に伝えたい。
世の中にあるすべての仕事は、問題解決のために存在している。
そんなとこないだろう、と思う人も、「問題」という言葉と、「解決」という言葉を少し変えるだけで、しっくり来るはずだ。
例えば……
大工さんは、住む、働く、食べる、などの生活をする「場所がない」という問題を「建物を建てる」ことで解決する。
小説家や文筆家は、「悩み」や「好奇心を満たしたい」という問題を、「文章で表現」したり、「情報を提供する」ことで解決する。
会計士や弁護士、警察官、プログラマー、営業、事務などは、言うまでもなく問題解決が日常業務だ。
スポーツ選手は、何の問題も解決していないじゃないか、と思うかもしれないが、スポーツだって立派な問題解決だ。
現代では、基本的には戦闘は認められていない。その代わりとして、スポーツがあると考えれば、「闘争心の向けどころがない」という問題を、選手は自ら「プレーする」ことで、ファンはそれに「入り込む」ことで解決していると言える。
この様々な問題解決が、さらなる問題を生んだりしながら複雑に絡み合って、世の中は回っている。