人生は余暇

楽しむことに一生懸命になりすぎる必要はありません。

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スポーツは面白い。

自分に厳しくすることは、なかなか難しい。だから、自分に厳しい人は尊敬されがちだ。

毎日ジョギングをして勉学に励んでいる人と、毎日酒を飲みながらテレビを見ている人だったら、どっちが尊敬に値するのか、それは火を見るよりも明らかだ。

楽な事をする方が人間の成長にはつながらず、幸福感も得にくいのは明らかな気がするが、世の中はダラダラするのに時間の多くを費やす人で溢れている。

「できることなら一生ゴロゴロして過ごしたい」という人がいるが、今すぐにプログラミングでも学んでリモートでできる仕事を見つければ、東南アジアでほぼ毎日ゴロゴロして一生を暮らせる。

人間の1割が農業をやっていれば、全員分の食料を賄えるという話を聞いたことがある。それが本当だとすれば、世の人の9割は遊んでいるも同然だ。

なのに「真面目にやれ」だの「仕事だからやらなきゃいけない」だのと言う意味など一つもない。

それでもみんな真面目に仕事をし、ストイックに生きているのは、ダラダラ過ごしていては幸福を得られないことを知っているからなのではないだろうか。

「一生寝て暮らしてもいいですよ」と言われたところで、幸福ではないのだ。

ある程度定められたルールの中で目的を持って生きることこそが、人間であることの喜びであり、幸福を感じられる手段なのだ。

だからスポーツは面白いのだ。

スポーツには明確なルールがあり、比較的ウソが少ない。プレイヤーも命を賭けて懸命に戦うから、見ている方も興奮するのだろう。

人生は遊びであり、スポーツなのだ。