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松山英樹の優勝を見て再確認したスポーツの醍醐味

松山英樹がついにやってくれた。

2017年の全米プロで、あと一歩のところで初のメジャー制覇を逃したときは、松山の悔し涙にもらい泣きした。

無口でシャイな松山。海外でもがく彼には、同級生ということもあって、なんだかいつも共感してしまう。

初のメジャーが、まさかマスターズになるとは思っていなかった。大袈裟なガッツポーズもせずに噛みしめるように喜んだ松山の姿に、実況解説の全員が泣いているのを聞いて、思わず俺も泣いてしまった。俺も含め、日本人は何かの達成の瞬間に泣きがちである。

早朝から感情が揺さぶられ、アドレナリンが溢れ出すのは、スポーツでしか起こらないのではないかと思う。データやAIを使ったロジカルで無感情な戦略が求められるここ最近のスポーツ界だが、やっぱり人間でしか味わえない感動がある。

データでスポーツを突き詰めて、感覚や感情が不要な部分を全て機械に置き換えることで、スポーツの本当の重要性と存在意義が見えてくるのかもしれない。

優勝の瞬間も割と無表情だった松山だが、感情を表に出さないからこそ、機械では感じ取れない何かが、俺らには伝わってきたと思う。