自分に意識が行き過ぎると、失敗も増える
例えば、サッカーで自分がミスすることを恐れながらプレーする。
「ボールが来たらどうしよう」「パスミスが失点に繋がったら、みんなに嫌われる。コーチに怒られる」といった感じで、ビクビクしながらプレーしているとミスが生まれてしまうのは、想像に難くない。
中学生のときの俺がそうだった。
もっとメタ視点で自分を捉え、「このセンターバック(自分)にボールが入ったら、どこにパスすればチャンスに繋がるだろうか。どうすればバランスを崩さず全体を動かせるだろうか」などと客観的に考えながらプレーすれば、ミスも減るだろう。
全体を俯瞰して見て、なるべく自分を消す。
サッカーに限らず仕事とでも、自分の活躍ばかりに注目しない方が正確な仕事ができるのではないだろうか。
自分の活躍ばかりに注目していると、評価を期待してしまうが故に、周囲からの視線も気になってしまう。報酬が与えられる資本主義の世の中では、ある程度は仕方のないことなのかもしれないが、最終的に多くの報酬を得るのは不思議と、自分に注目せずに全体の利益を求める無私の精神を持った人のような気がするのだ。