自分に自信がないことが人類の最大の強み

人間は、自分に自信がないから、能力をつけようと努力する。ひいては、人類自体が生物として貧弱なため、生命体全体で能力を得ようとしているのだ。

ただ、この能力のなさ、つまり無能さを、自分以外の他人や物によって補ってはいけない。つまり、他の人に認められる、お金をたくさんもつ、高級なものを身につけるなど、自分の能力とは関係ないことでは、自分の能力を示すことは不可能なのだ。

自信をつけるために努力し、学ぶ。これは人類の生存戦略だ。

行動することで経験し、その経験を表現した文字や映像、音などに触れて理解し、吸収する。また、それを発信することで理解を深める。そのプロセスを経て学び、成長する。

でもきっと、いくら成長しても満足行くだけの自信は持つことができない。だから人類は発展してきたし、それこそが人間の生存戦略であり、人間を人間たらしめる最も大きな要因なのだろう。